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LG化学、がん免疫治療薬の開発に参画 米製薬に最大450億円提供

【ソウル=山田健一】韓国LG化学は12日、米ナスダック上場でバイオ医薬品開発の米キューバイオファーマと組み、がん免疫治療薬の開発に参画すると発表した。LGは開発の進捗状況に応じて、キュー社に最大で4億ドル(約450億円)を資金提供する。仮に開発が成功した場合はアジアで新薬を販売する。LG化学が、がん免疫治療薬の開発に参画するのは初めて。

人間の体内にがん細胞が発生した場合、通常は人間に備わる免疫が特殊な細胞を使ってがん細胞を攻撃、死滅させる。この仕組みを活用したのが、がん免疫治療薬。2018年のノーベル生理学・医学賞を受賞する京都大学の本庶佑特別教授らが仕組みを解明した。

発表によると、キュー社とLG化学は3つの新薬候補を対象に共同開発を進める。3つは臨床試験(治験)に入る前の段階だが、開発に成功した場合はLG化学がアジア、キュー社がそれ以外の地域で販売する。LG化学はアジアでの売上高の一部をキュー社に払う。

別途、LG化学が今後2年以内にキュー社の別の新薬候補1つを全世界での販売権を得る前提で、約5億ドルで取得する権利も契約に盛り込んだ。

韓国の製薬会社を巡っては、韓国側の新薬候補に欧米の製薬大手が着目して共同開発に取り組んだ例が複数あるが、現時点で目立つ成果は出ていない。今後、LGのような大手財閥が、欧米の創薬ベンチャーから新薬候補を導入する事例が増えそうだ。

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