2018年12月10日(月)

スルガ銀、旧経営陣ら9人を提訴 35億円賠償請求

スルガ銀問題
金融機関
南関東・静岡
2018/11/12 16:21
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スルガ銀行は12日、シェアハウスなどへの不適切融資で多額の損失を招いたとして、岡野光喜元会長ら9人に連帯して総額35億円を支払うよう求める損害請求訴訟を静岡地裁に起こしたと発表した。当時の幹部の責任を問い、企業統治改革を目指す姿勢を明確にする。

賠償責任の有無を調べる取締役等責任調査委員会の報告内容に沿って提訴を決めた。

提訴されたのは岡野元会長のほか、米山明広元社長、白井稔彦元専務ら旧経営陣。不適切融資を巡る調査をした第三者委員会が法的責任についての判断を留保した岡野喜之助氏(元副社長、故人)と、現取締役の八木健氏も対象にした。

監査役と社外の弁護士で構成する責任調査委は、第三者委の認定した事項を前提に、スルガ銀の損失との関係を含めて法的な問題を検討した。その結果、取締役経験者8人に善管注意義務違反、監視監督義務違反があったと認定した。麻生治雄元専務執行役員は執行役員としての義務に違反していたとした。

連帯請求の範囲は、最も責任が重い岡野元会長と岡野元副社長が35億円。11億円については米山元社長ら7人にも連帯して支払うようを求めた。

一方、別に責任調査委員会を設けて訴訟を検討してきた土屋隆司氏ら現旧監査役に対する提訴は見送る。創業家関連企業への不適切融資については調査を継続し、年内をメドに追加の報告書をまとめる。

第三者委は9月に公表した報告書で、岡野元会長ら旧経営陣に対して善管注意義務違反を認定していた。

訂正> 12日16時21分~18時ごろまで配信した「スルガ銀、旧経営陣ら9人を提訴」の見出しと記事中、請求額が147億円とあるのは35億円の誤りでした。(2018/11/12 19:17)

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