トランプ氏、エルドアン氏と協議 サウジ記者殺害で
【パリ=永沢毅】トランプ米大統領とトルコのエルドアン大統領が10日夜、イスタンブールでのサウジアラビア人記者殺害事件をめぐり協議していたことがわかった。複数の米メディアが伝えた。両首脳はフランスが主催した夕食会で席が隣同士になった際に話をした。
トルコは自国を舞台に起きた事件の全容解明に全力を挙げており、背後にはサウジのムハンマド皇太子が関与しているとの見解を示唆している。米国は捜査協力に前向きながらも、サウジへの一段の圧力強化には慎重な姿勢を崩していない。欧州諸国がサウジへの武器輸出凍結に踏み切るなか、トランプ氏は消極的な立場をとっている。