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16歳紀平、鮮やか逆転V 3回転半2度成功

嵐をテーマにした曲の迫力に負けない、鮮烈なトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)だった。続けて2回転を跳ぶ予定を「(空中で)3回転にしようと決めた」。トリプルアクセル―3回転トーループと、男子並みの構成で幕開けした。

演技を終えポーズを決める紀平=共同

続く単独のトリプルアクセルも9人中6人のジャッジが4点、1人が5点満点という出来栄え。SPで失敗した大技が決まり演技はさえを増していく。「絶対にやってやる、と気持ちを入れた。今までないくらい集中していた」。この日は全てのジャンプで加点をもらい、スピン、ステップも最高のレベル4だった。

154.72点は平昌五輪金メダルのザギトワ(ロシア)に次ぐ今季2番目の高得点だ。「こんなに出ると思わなかった。ほぼ最高の演技で信じられない」。演技終了後に出たガッツポーズは「せずにいられなかった」。

前夜からいい時の映像を見てイメージトレーニングを繰り返し、朝の公式練習で念入りにトリプルアクセルを確認した。踏みきりがうまくいかなければ「わざと(回転を止め)失敗した。嫌なイメージを残したくなくて」。練習終盤にアクセルを立て続けに決めて、試合に備えた。

シニアデビューの今季、初戦のオンドレイネペラ杯(9月、スロバキア)で優勝、日本人女子で初めてGPデビュー戦も制した。「今大会は98点」と採点した紀平は、まだ恐れも知らぬ16歳だ。

「(今回は)できちゃった。毎回できると思ったらまずい。謙虚にやってほしい」。被爆2世、広島で開催された今大会にひときわ思い入れのあった浜田コーチは、感慨深そうに話していた。(原真子)

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