2019年9月22日(日)

米、不法移民の難民申請拒否 中米移民集団の阻止狙う

2018/11/10 7:40
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【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は9日、メキシコ国境からの不法入国者について、難民申請を事実上拒否する文書に署名した。不法移民が米国に長期滞在する際に使うことが多い手段をなくして、中米から米国に迫る移民集団の阻止を狙う。

地下鉄を使い北上を再開した中米からの移民集団(9日、メキシコシティ)=EFE

トランプ氏は9日、ホワイトハウスで記者団に「人々に米国に来てほしいが、合法的な手段で高い資質のある人に来てほしい」と語った。「民主党が大量の移民を受け入れようとしている」とも批判。メキシコとの国境の壁建設に予算計上が必要だとの考えを改めて示した。民主党は中間選挙で下院の多数派を奪還しており、2019年1月の新議会では移民政策が与野党の対立の火種になるのは必至だ。

新しいルールでは、メキシコとの国境では難民申請の受け付けを入国前の検問所に限定する。現在は米国に不法入国した場合にも難民申請を認めている。米政府高官によると、年7万人の不法移民が難民申請をしているという。

ニールセン国土安全保障長官とウィテカー司法長官代理は声明で「(不法入国者の難民申請で)申請が必要な人たちの迅速な手続きが妨げられる」と説明した。「大統領には外国人の入国を規制する幅広い権限がある」とも強調した。

米メディアによると、全米市民自由連合(ACLU)は難民申請を事実上拒否するルールは違法だとして、サンフランシスコの連邦地方裁判所に提訴した。トランプ氏は中間選挙で不法移民対策を訴えており、今後も厳しい措置を続けていくとみられる。

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