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九大発のカイコ、研究者を増員 19年度に米進出

九州大学発ベンチャーのKAICO(カイコ、福岡市、大和建太社長)はカイコのたんぱく質を使った試薬などの研究開発体制を強化する。研究開発者の採用や、2019年度にも海外進出を目指すため、このほど第三者割当増資を実施。4000万円を調達した。

同社はカイコの遺伝子を書き換えて、幼虫の体内に特殊なたんぱく質を生成し、試薬品などを開発している。4月に創業し、九大からカイコの供給を受け、10月から再生医療の研究などに使う試薬の製造販売を始めた。

ふくおかフィナンシャルグループ傘下のFFGベンチャービジネスパートナーズ(FVP)から10月末、4000万円の出資を受けた。カイコの研究やたんぱく質を抽出する作業を担う研究員をこのほど3人採用しており、調達資金の多くをその給与に充てる。

同社は再生医療試薬のほか、病気の診断薬と動物や人のワクチンも開発している。2019年度に売上高で3000万~4000万円を目指す。試薬開発で業績を伸ばし、4年後には共同研究している国内メーカーと動物用ワクチンを発売する計画だ。

人に投与するワクチンは国内で認可を取るのに時間がかかるため、海外で先行して実用化を目指す。19年度に米国進出を目指しており、調達した資金の一部を米国市場のニーズの調査に充てる。

FVPの山口泰久副社長は「研究試薬は大部分を海外の輸入に頼っており、国産試薬市場の成長性は高い。市場調査のスピードや九大との連携体制の強さも出資の決め手となった」と話している。

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