2018年11月20日(火)

JR北4~9月、営業赤字が最大 台風・地震も響く

サービス・食品
北海道・東北
2018/11/9 22:30
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JR北海道の経営が一段と悪化している。安全関連投資が拡大する中、9月に北海道を相次ぎ襲った台風や地震が下押し要因となった。9日発表した2018年4~9月期の連結最終損益は11億円の赤字(前年同期は10億円の黒字)に転落。経営多角化で強化する不動産賃貸業やホテル業などは好調だが、災害要因もあり、鉄道事業の赤字を補えなかった。

経常損益も1億円の赤字で、上期決算の公表を始めた00年以降初めて赤字となった。営業赤字は過去最大の170億円だった。9月初旬の台風21号と北海道で震度7を観測した地震、それに伴う停電により鉄道収入が14億円減少した。自然災害に伴う損失額はJR北を含むグループ通期で32億円にのぼる見込み。経営安定基金の運用益は前年同期比8億円増の142億円だった。

9日、札幌市の本社で記者会見した綿貫泰之常務は「道外や海外の需要を取り込む施策を打ち出して鉄道収支の改善をはかる。北海道新幹線の開発関連事業も強化し、鉄道を支えられる体制にする」と強調した。しかし、鉄道事業の多額の損失をグループで補う経営構造への転換はなお道筋が見えない状況だ。

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