2018年11月18日(日)

新潟3地銀4~9月期 第四銀のみ実質業務純益増

金融機関
北関東・信越
2018/11/10 0:00
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新潟県内の地銀3行は9日、2018年4~9月期決算を発表した。本業のもうけを示す単体の実質業務純益は第四銀行のみ増益で、北越銀行と大光銀行は減益だった。連結純利益は3行とも2ケタ減益。10月に第四銀と北越銀が経営統合するなど各行とも生き残りを模索するが、超低金利政策の長期化や競合の激化によって地銀の経営環境は厳しさを増している。

4~9月期決算を発表する第四銀行の並木富士雄頭取(9日、新潟市)

北越銀行の佐藤勝弥頭取(9日、新潟市)

大光銀行の古出哲彦頭取(9日、新潟市)

第四銀の4~9月期の実質業務純益は前年同期比19%増の78億円だった。単体の貸出金利息収益は前年同期と比べ4億円増の147億円で、08年4~9月期以来10年ぶりに増加に転じた。

貸出金利息収益が増加に転じたのは、融資の増加が寄与している。18年4~9月期の貸出金残高は3兆3051億円と、前年同期に比べて4%増えた。役務取引等利益も前年同期比で増加した。並木富士雄頭取は同日の決算発表会見で、「利回りの下げ止まり傾向が見て取れる」と語った。

一方で、米国の利上げによりドルの調達コストが上昇。株式の売却益の減少なども影響し、連結純利益は前年同期から12%減の65億円だった。

北越銀、大光銀の2行は、日銀のマイナス金利政策や他行との競合の激化などを受けた金利低下で厳しい状況が続いている。北越銀の18年4~9月期の実質業務純益は3%減の35億円。大光銀は10%減の20億円だった。

連結純利益は北越銀が13%減の25億円、大光銀も39%減の12億円だった。金利を巡る現状について、北越銀の佐藤勝弥頭取は「4~9月期では下げ止まっていないが、低金利の影響は薄らいできている」と語った。大光銀の古出哲彦頭取も「下げ幅は縮まってきているが、下げ止まりとはなっていない」との認識を示した。

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