2018年11月15日(木)

元朝日記者の損賠請求棄却 慰安婦記事巡り、札幌地裁

社会
2018/11/9 17:22 (2018/11/9 19:21更新)
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元朝日新聞記者の植村隆氏(60)が、従軍慰安婦について書いた記事を「捏造(ねつぞう)」とされ名誉を傷つけられたとして、ジャーナリストの桜井よしこ氏(73)と出版社3社に謝罪広告の掲載と損害賠償などを求めた訴訟の判決で、札幌地裁は9日、植村氏の請求を棄却した。植村氏側は控訴する方針。

岡山忠広裁判長は判決理由で、桜井氏が週刊新潮など3誌やオフィシャルサイトに掲載した記事が「植村氏の社会的評価を低下させる事実の摘示に当たる」とした上で「桜井氏が植村氏の記事の公正さに疑問を持ち、植村氏が事実と異なる記事を執筆したと信じたのには相当な理由がある」とし、違法性はないと判断した。

判決などによると、植村氏が朝日新聞記者時代の1991年に韓国の元慰安婦の証言を取り上げた記事を「捏造」「意図的な虚偽報道」などとする桜井氏の記事が、週刊誌などに掲載された。

植村氏側は、桜井氏の記事の影響で、家族を殺害するとの匿名の脅迫状が届き「深刻な人権侵害を受けた」とし「(桜井氏が)事実に基づかず誹謗(ひぼう)中傷している」と主張。桜井氏側は、植村氏が慰安婦と無関係な「女子挺身隊」を意図的に同一視したなどとして、請求棄却を求めていた。

植村氏は文芸春秋などに対しても同様の訴訟を起こし、東京地裁で係争中。〔共同〕

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