2期ぶりマイナス成長 7~9月期GDPをグラフ解説

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2018/11/14 9:32
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内閣府が14日発表した2018年7~9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、前期比年率1.2%減だった。マイナスは2期ぶり。相次いだ自然災害が生産や消費を冷やした。グラフで日本経済の今を分析する。

【関連記事】GDP実質1.2%減 7~9月期は2四半期ぶり減

■実質GDP、年率1.2%減

2期ぶりのマイナス成長となった主な要因は輸出と個人消費の落ち込みだ。

■関空の閉鎖、電子部品輸出に影響

輸出は前期比1.8%減と5期ぶりに減少に転じた。9月の大型台風による関西国際空港の一時閉鎖で、電子部品の輸出が減った。GDPでは輸出に分類される訪日客消費(インバウンド)も大きく低下した。

台風で浸水した関西国際空港=共同

台風で浸水した関西国際空港=共同

■ガソリン・食料の値上がりで消費停滞

個人消費は前期比0.1%減だった。ガソリンなどエネルギー価格の上昇や自然災害を受けた生鮮食料品の高騰で、消費が伸び悩んだ。実額でみても、14年の消費増税以降の回復に力強さはない。


■設備投資は8期ぶり減少

設備投資は前期比0.2%減と8期ぶりに減少に転じた。4~6月期に前期比3.1%増と大幅に増加した反動が出たが、米中貿易戦争で一部の企業が設備投資に慎重になっている可能性はある。ただ、実額でみると88兆円と高水準で、人手不足に対応した省力化投資は活発だ。

■10~12月期の実質成長率1%台半ばに回復

マイナス成長となった日本経済の先行きはどうか。日本経済研究センターがエコノミストら39人に聞いている「ESPフォーキャスト調査」(11月12日時点)によると、10~12月期の実質成長率は1.69%に回復。米中貿易戦争といったリスク要因はあるが、1%台半ばの成長を維持するとの見方が多い。19年10月の消費増税でいった落ち込むが、20年1~3月期は0.48%に回復する。

過去の統計データがご覧いただけます。

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