2018年11月15日(木)

米司法長官人事に着手、親トランプ派が浮上
セッションズ氏解任で

トランプ政権
北米
2018/11/9 5:56
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【ワシントン=中村亮】米トランプ政権は8日、トランプ大統領が事実上解任したセッションズ司法長官の後任人選に着手した。トランプ氏に近い元ニュージャージー州知事らの名前が浮上している。中間選挙で下院の多数派を奪還した野党・民主党はトランプ氏の疑惑追及を目指す構えで、議会での人事承認が紛糾する可能性もある。

クリス・クリスティー元ニュージャージー州知事=AP

CNNテレビによると、トランプ政権が司法長官への起用を検討するクリス・クリスティー元ニュージャージー州知事が同日、ホワイトハウスを訪問した。刑務所改革に関する会議に出席するためだったが、会議後にクシュナー上級顧問と個別に面会しており、人事を巡り協議した可能性がある。クリスティー氏は2016年の米大統領選でトランプ陣営に参加し、トランプ氏と親交が深い。

一方、フロリダ州司法長官のパム・ボンディ氏の起用も取り沙汰される。同氏に近い政治資金団体は、トランプ一家が経営に関わる財団から寄付を受けたことがある。ボンディ氏は、トランプ氏が好む米FOXニュースへの出演も多い。

民主党はセッションズ氏の更迭に批判を強めている。同党は8日に司法委員会に宛てた書簡で、セッションズ氏の更迭はトランプ氏周辺とロシアの不透明な関係を巡る疑惑の捜査に干渉する狙いがあったと指摘し「トランプ氏は法の支配を脅かした」と批判した。更迭の経緯を明らかにするため、セッションズ氏らの公聴会を緊急開催するよう求めたほか、疑惑捜査の独立性を確保する法律の制定も訴えた。

閣僚人事の承認には上院(定数100)で過半数の賛成が必要だ。共和党は中間選挙で上院で51議席を固めた。司法長官代理はロシア疑惑の捜査に批判的なウィテカー首席補佐官が務めており、捜査の客観性が失われるとの見方も出ている。

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