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「ロシアの5G人口普及率は25年に80%超」、GSMA調査

2018/11/8 17:40
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日経クロステック

移動通信事業者の業界団体GSM Association(GSMA)はロシアおよび独立国家共同体(CIS)諸国の最新市場動向レポート「The Mobile Economy: Russia & CIS 2018」を2018年10月30日、発表した。ロシアでは、20年に開始予定の次世代高速通信「5G」商用サービスが25年までには国内人口の80%超をカバーするとしている。同じく25年までに、ロシア国内のモバイル機器接続のおよそ5分の1に相当する4800万台が5Gに接続されるようになるとしている。

ロシアにおける5Gサービス普及状況(出所:GSMA)

ロシアにおける5Gサービス普及状況(出所:GSMA)

CIS諸国の移動通信ネットワーク契約者数は17年末時点で2億3200。人口普及率にして80%に当たり、欧米に次ぐ規模の移動通信市場となっている。そのうち、ロシアが半数以上の1億2800万を占め、人口普及率はこの地域で最高の89%となっている。

この高い人口普及率ゆえに、今後数年の成長は見込めず、25年までの伸びはわずか2ポイントとなり、人口普及率は82%にとどまるとしている。増える2ポイントのほとんどは、ロシア、ウクライナについで3番目の市場となるウズベキスタンによるものとなる。ただし、ウズベキスタンの現在の移動通信普及率は60%である。

一方、4Gにもまだ成長の余地がある。12年に世界に先駆けてロシアが4Gを立ち上げたが、17年末の時点でCIS諸国の4G接続率は16%にすぎない。今後25年までには、4Gがこの地域の全接続数の3分の2を占め、5Gも12%を占めるようになるとレポートでは予測している。

5Gベースのユースケースとしてこの地域で最初に期待されるのは、都市のホットスポットの通信を大容量化するeMBB(enhanced mobile broadband 、モバイルブロードバンドの高速大容量化)だ。次に、あらゆるモノがネットにつながるIoTや企業向けソリューションへの適用が始まる。CIS諸国ではスマートシティーやスマートユーティリティーといった用途に向け、IoT機器の接続数が今後数年で3倍に膨れ上がり、25年には6億6000万台になるという。その他、eコマースやブロックチェーン、スタートアップエコシステムといった分野への適用も検討されていく。

(ライター 加藤静子)

[日経 xTECH 2018年11月7日掲載]

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