2019年3月22日(金)

ベトナムで2020年にF1開催 自動車産業を振興へ

2018/11/7 21:54
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【ハノイ=大西智也】ベトナムのハノイ市は7日、2020年4月に自動車レースの最高峰の一つとされる「フォーミュラ・ワン(F1)」を開催すると発表した。自動車製造に参入した同国の不動産最大手、ビングループがメインスポンサーを務める。東南アジアでF1を開催するのはシンガポール、マレーシアに次ぎ3カ国目になる。

会見したグエン・ドク・チュン市人民委員会委員長(ハノイ市長)によると、同市でF1を開催する契約期間は10年。ビングループが設立する新会社がハノイ市郊外の国立競技場の近くにF1で使用可能なサーキットを新設する。同グループのグエン・ベト・クアン副会長は「我々が新しく製造する車を世界に宣伝する好機だ」と強調した。

ベトナム政府もF1開催を機に自動車産業を盛り上げていく構えだ。

ビングループ傘下のビンファーストが北部ハイフォンに工場を建設。18年中に電動バイク、19年には四輪のSUV(多目的スポーツ車)の製造や販売を始める計画だ。ベトナム政府はビングループの自動車を「国民車」として育てる方針だ。

ベトナム政府は20年には同国を工業立国に位置づける方針。1億人近い人口の生活水準を高め、工業化を進めるため自動車産業を本格的に育成していく構えだ。17年のベトナムの新車販売は前年比10%減の27万2750台だったが、経済成長率は東南アジア諸国で最高水準を続け、市場の将来性は高い。

ベトナム政府とハノイ市は、F1を開催することで同国の事情が世界に報道され、観光地としても注目を集めることを期待しているようだ。

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