ニチイ学館、純利益を下方修正 中国子会社の売却損
ニチイ学館は7日、2019年3月期の連結純利益が前期比6倍の51億円になりそうだと発表した。従来予想を12億円下回る。中国で介護事業を展開していた子会社の採算が悪化。現地8社と合弁関係を解消するなど事業再編にともなう売却損が業績を引き下げる。
売上高は3%増の2935億円と従来見通しを210億円引き下げた。マンツーマン英会話教室の「GABA」と子ども向け英会話教室の「COCO塾ジュニア」の統合が遅れ、当初の計画に比べて新規生徒の獲得数が伸び悩んでいる。
営業利益は93%増の147億円と従来の予想を据え置いた。介護事業でコスト削減を進める。