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ミネベアミツミは7日、自動車部品製造のユーシンとの経営統合を決めたと発表した。2019年1月下旬からユーシン株を1株あたり985円で株式公開買い付け(TOB)を実施する。買収総額は320億円強になる見通しだ。ユーシンも同日、同社の株主にTOBへの応募を推奨すると発表した。
TOB価格の1株985円はユーシンの7日終値を1割強上回る。
ミネベアはモーター用のボールベアリングなどが自動車の電動化で需要が急拡大している。ユーシンは自動車の電装部品に強く、統合により相乗効果が期待できるとみる。ユーシンが持つ自動車メーカーへの販路の活用も狙う。
ミネベアミツミは東証一部上場の機械メーカー。小径ボールベアリングでは世界シェア首位。2018年3月期の売上高は8791億円。
ユーシンは東証一部上場で、17年12月期の売上高は1686億円。