2019年3月22日(金)

下肢装具の足元おしゃれに 埼玉の女性、靴を商品化

2018/11/7 13:56
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病気やけがでまひした脚を支え、歩行を補助する「下肢装具」。左半身にまひがある埼玉県川口市の布施田祥子さん(43)が、装具に合わせるおしゃれな靴を商品化した。ブランド名はハワイ語で希望などを意味する「Man●(小文字のAの右上にアポストロフィー)olana」。「外出を楽しんで、自分らしく生きるきっかけに」との願いを込めた。

展示受注会に靴を出品する布施田祥子さん(10月、東京都豊島区)=共同

10月、東京都豊島区で開かれた初の展示受注会。「これなら結婚式にも行けるね」。横浜市瀬谷区のパート、平本美鈴さん(29)が黒のエナメルの靴を試し履きしていた。「普段履くものと違って、いろんな色があってデザインもおしゃれ」と笑顔を見せた。

布施田さんは35歳で長女を出産後、脳出血を発症。左半身にまひが残り、歩くのに下肢装具が必要になった。アパレルのインターネット通販サイトでスタイリストを務め、100足近く集めるほどの靴好きだったが、装具の上から履けるのは布や合皮でできた実用的なものに限られていた。

「足元のおしゃれができず寂しかった」。会員制交流サイト(SNS)を使った当事者へのアンケート結果を基に、自ら装具用の靴をデザイン。都内の靴メーカーの協力を得て、試作を重ねた。

片手がまひしていても履きやすいよう面ファスナーを採用。装具全体を覆うとかさばってしまうため、ストラップで足の甲を固定し、スリムなデザインにした。素材に革やエナメルを使い、女性らしい見た目にこだわった5種類が完成した。

現在は、サンダルや男性用の革靴を構想中で、対応する装具の種類も増やしていく予定だ。「障害があってもおしゃれを楽しめる社会にしたい」と布施田さん。完全受注生産で、価格は4万~7万円台。都内や埼玉県内で開く受注会で、試し履きしてオーダーできる。〔共同〕

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