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DMM大損害 換金アプリのバンクが5億円でMBO

中古品の即時買い取りアプリ「CASH(キャッシュ)」を運営するバンク(東京・渋谷)は7日、MBO(経営陣が参加する買収)を実施したと発表した。動画配信などを手がける親会社のDMM.com(東京・港)が保有する全株式を光本勇介社長が5億円で取得した。DMMは2017年10月にバンクの全株を70億円で取得していたが、わずか1年で売却した。

MBOを実施するバンクの光本勇介社長

バンクは17年2月の設立。スマートフォンでブランド品などを瞬時に買い取り現金化できるアプリ「CASH」や代金後払いで旅行ができるアプリ「トラベルナウ」を運営する。17年6月のCASHのサービス開始時に利用者からの換金依頼が殺到。一時サービスを中断したが、17年10月にDMMの子会社となり、運営体制の強化に取り組んでいた。今回のMBOについてバンクは「よりスピーディーで柔軟な経営判断が行える」などとしている。

一方、DMMはバンクを子会社化した後、運転資金として20億円をバンクに貸し付けていた。バンクへの貸付金20億円は「光本勇介氏がバンク社を引き続き運営することで、5年間で返済する」(DMM)という。17年10月の買収発表当時、スタートアップ業界では「70億円の買収額は割高」との見方もあった。今回の譲渡額は14分の1に価値が目減りしており、M&A(合併・買収)のリスクが表面化した格好だ。

今回の件に関してDMMの亀山敬司会長は「お騒がせして申し訳ありません。敗軍の将語らずです。今後もDMMは積極的に投資を続けてまいります。バンク社の今後の発展を祈っております」とコメントしている。

(鈴木健二朗)

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