2019年5月23日(木)

IMDテュルパン氏「創造的破壊、前向きに」
HBS竹内氏「激変対応に人間性重要」  経営者会議

経営者会議
2018/11/7 10:21
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スイスのビジネススクールIMDのドミニク・テュルパン教授と米ハーバード・ビジネス・スクールの竹内弘高教授は7日、第20回日経フォーラム「世界経営者会議」で対談した。「激変を味方につける経営とは」をテーマに、テュルパン氏は「ディスラプション(創造的破壊)を前向きに捉え、柔軟に組織、考え方を変えるべきだ」などと指摘した。竹内氏は「イノベーションでは直感など人間性が重要になる部分がある」と応じた。

討論するIMDのドミニク・テュルパン教授(左)とハーバード・ビジネス・スクールの竹内弘高教授(7日午前、東京都千代田区)

テュルパン氏はソフトウエア開発から着想を得た「アジャイル(俊敏な)経営」について説明した。「かつては意思決定が経営者の仕事だったが、今は真実を受け入れることが重要だ」としたうえで、良識ある人を受け入れる謙虚さや変化への許容力、多くの人材を巻き込む能力などが求められると語った。

経営を取り巻く環境の変化は加速しているが、両氏は日本企業の変化には時間がかかることで一致した。ただ、竹内氏は日本武道などで使われる「守破離」の考えを引き合いに「イノベーションにはステップがあり、時間がかかる部分もある。シリコンバレーのような短期主義もあるが、日本企業の長期的な視点の経営も見直されている」と説明した。

竹内氏はイノベーションについて、「人工知能(AI)、ロボットなど新しい技術は出てきても、人間が優れている部分は多い」と指摘。米アップルのスティーブ・ジョブズ氏、ホンダの本田宗一郎氏など著名な創業者を引き合いに出し、「どんな未来を作るか、ビジョンを作るのは人間にしかできない」と強調した。

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