11月12~16日の新規設定ファンド
来週(11月12~16日)新規設定される国内公募投資信託は17本。13日は大和証券投資信託委託が世界の様々な資産に投資するバランス型で為替ヘッジするタイプの「オール・マーケット・インカム戦略(愛称:未来ノート)」シリーズを設定する。米ドル短期金利に年5%程度(米ドルベース、諸費用控除前)をプラスした値を長期的な目標リターンとし、分配金の受け取り方に応じて4コースを展開する。
ブラックロックが14日に設定する「iシェアーズ オートメーション & ロボット ETF」は、世界のロボットやオートメーション関連産業を投資対象とする国内初の上場投資信託(ETF)だ。信託報酬は0.5184%で、このテーマに投資する国内公募投信の中で最も低い水準となる。上場予定日は15日。
大和投信が16日に設定する「NWQグローバル厳選証券ファンド(愛称:選択の達人)」シリーズは、世界の株式や債券、優先証券などの米ドル建て資産に投資する。有望と見込んだ企業が発行する証券の中で相対的に魅力の高い証券を選ぶ。運用を担当するのは、企業年金などを手掛けるエヌ・ダブリュー・キュー・インベストメント・マネジメント・カンパニー。9月から投資対象が同じ2ファンドを運用しているが、今回は決算回数や分配方針が異なる4本を追加する。
野村アセットマネジメントが同日設定するのは「日本新興成長企業株ファンド(愛称:新進気鋭)」。独自のビジネスモデルや新市場の創造など社会に新しい付加価値を提供し、今後も業績拡大が期待できる国内の「新興成長企業」が投資対象だ。銘柄選定にあたっては、成長見通しや株価の割安度、流動性などを勘案する。組み入れ株式の上場経過年数の加重平均は10年未満を基本とする。
同じく16日に三菱UFJ国際投信が運用を始める「これぞ、日本株」は、同社の直接販売向けに初めて設定するアクティブ(積極運用)型のファンドだ。販売手数料はゼロで、信託報酬は1.2960%。同社はネットを経由した投信の直販を検討中で、すでに運用しているインデックスファンドを含めて準備を進めている。

(QUICK資産運用研究所 小松めぐみ)