独シェフラー、英2工場を閉鎖 EU離脱で決定前倒し

2018/11/7 3:12
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【リスボン=深尾幸生】自動車部品大手の独シェフラーは6日、英国の2工場を閉鎖すると発表した。長期的な生産拠点の見直しの一環で、数年かけて米国や中国など他の拠点に生産を移す。英国の欧州連合(EU)離脱にともなう不確実な状況が決断を早めたとしている。

英国のEU離脱は産業界に大きな影響を与える=ロイター

シェフラーはベアリング(軸受け)世界2位。英国に3つの工場を持つが、そのうち自動車向けや航空業界向けのベアリングなどを生産する英国南部のプリマスとスラネスリの工場を閉じる。

シェフラーは英国で生産する部品の85%を欧州大陸など国外へ輸出しており、英国で生産を続ける意味が薄いと判断した。加えてEU離脱の合意の有無や合意内容によっては、欧州との間で関税がかかったり通関コストが増えたりする可能性がある。

シェフラーの欧州事業を統括するユルゲン・ツィーグラー氏は声明で「EU離脱は唯一の要因ではないが、複数の複雑なシナリオを準備する必要があるということが決定時期を早めた」と述べた。

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