2018年11月15日(木)

トヨタ上方修正 19年3月期、アジアなど販売好調

自動車・機械
2018/11/6 19:07
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トヨタ自動車は6日、2019年3月期の連結業績見通しを上方修正した。売上高は従来予想を5000億円引き上げ、29兆5000億円と過去最高の見通し。純利益は従来予想(15%減の2兆1200億円)から減益幅が縮小し、前期比8%減の2兆3000億円を見込む。対ドルで想定より円安の為替が利益を押し上げ、中国などアジアがけん引して世界販売台数は過去最高となる。

純利益は米法人減税による押し上げ効果があった前期からは減益だが、過去3番目の利益水準にある。世界販売台数は微増の1050万台の計画。輸入車関税の引き下げで高級車「レクサス」などが好調な中国や需要が回復する東南アジアで高い伸びを見込む。

営業利益は従来予想を1000億円引き上げ、前期比横ばいの2兆4000億円を見込む。想定為替レートを1ドル=110円、1ユーロ=130円と4円円安に見直した。半面、新興国通貨安は重荷で300億円程度利益を押し下げるが、為替は差し引きで1250億円の営業増益要因となる。

鉄鋼など原材料高の逆風の下、コストの削減を進め、為替以外でも計画比で利益を積み増す。物価が高騰する南米では値上げを実施する。米国で値引き原資となるインセンティブ(販売奨励金)を抑えることも採算改善につながる。

同日発表した18年4~9月期の連結決算は純利益が前年同期比16%増の1兆2423億円で過去2番目の水準。前年同期より円高だったが吸収した。併せて2500億円を上限とする自社株買いを発表したことも好感され、トヨタの株価は一時前日比4%上昇(終値は2%高)した。

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