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たった4本のクラブで80を切るマネジメント(3)

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2018/11/26 6:30
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 明治大学ゴルフ部で活躍後、インストラクターとなり、世界最先端の打法「スタック&ティルト」などを学んで、アマチュアゴルファーの上達に精根を尽くしてきた小暮博則プロ。本誌読者のためにスコア90切りはおろか、80も切れる現実的なゴルフマネジメントを指導してくれた。(日本経済新聞出版社「書斎のゴルフ VOL.40」から)

ピンまで30ヤードをどううまく打つか

小暮 そして、もう1つのピンまで30ヤードを残すということですが、これはガードバンカーに入れないためです。グリーンを狙ってガードバンカーに入れるのなら、その手前まで打てばいい。それもできればラフには入れない。その点ではグリーンのサイドが広く、芝が刈ってあれば、そこを狙う。こうしてピンまで30ヤードなら、楽に寄せやすいでしょう。

──使うクラブは何になりますか?

小暮 9番アイアンで転がす。アプローチウエッジやサンドウエッジだと距離と方向性と高さという3つをうまくやらなければならない。それはアマチュアには難しい。9番アイアンの転がしなら、転がりを考えて目の前の落としどころにポンと打てばいいだけです。パターのように構えて小さなスイングで打つだけでいい。ドライバーのところで言った両手の長さを変えずに打てばいいだけです。誰でもできるアプローチです。

──シングルのシニアのプレーを見ると、本当に9番の転がし、「9コロ」が多いです。ウエッジはバンカー越えなどのときくらいしか使いません。

小暮 最もミスなく安全にできるクラブとやり方を知っているからです。帝王、ジャック・ニクラウスを何度も破ったリー・トレビノは「シックス・ワンP」でグリーン周りを攻略していました。つまり6番アイアンで転がし寄せて1パットというわけです。ボールを上げる必要がなければ極力上げない。それもロフトの立ったアイアンで打てばパターのように簡単に打てる。5番や6番アイアンを使って寄せることを練習から身につけておけば、楽に寄せられるようになります。それと、今ならユーティリティーで寄せるのも安全な方法です。ラフからでもロフトがあるのでポンとボールが浮いてから転がってくれる。若いころから5番アイアンなどで転がしを多用している青木功プロは、今ではユーティリティーで転がしています。これも練習のときからやって身につけておけば大きな助けになります。

無理してオンさせずに30ヤードを残す。アプローチウエッジを使い、ノーコックで膝から膝への小さなスイングでピン2メートルに寄せる

無理してオンさせずに30ヤードを残す。アプローチウエッジを使い、ノーコックで膝から膝への小さなスイングでピン2メートルに寄せる

──確かに簡単にできそうです。とはいえ、バンカー越えなど上げなければならない場合はどうしたらいいでしょう?

小暮 アプローチウエッジを使って、ノーコックで膝から膝の小さなスイングでポンと打つ。右足かかと延長線上にボールを置いて、転がすつもりで打てばいい。ボールを上げようとか、止めようとかは考えない。そうすればアプローチウエッジのロフトが自然にボールを上げてくれます。ピンまで30ヤードなら、おおよそ20ヤードキャリーして10ヤードランする。そんなつもりで落としどころを決めて打てばいいだけです。これをしっかり練習してミスなくできれば、いろいろなグリーン周りの状況で自分を助けてくれます。「鉄板」にすべき技術ですね。

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