2019年6月21日(金)

キッシンジャー氏「米中衝突、制御不能リスクも」

2018/11/6 17:32
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【シンガポール=中野貴司】ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官は6日「米中の衝突が今後も世界秩序を定義し続けることになれば、遅かれ早かれ制御不能になるリスクがある」と警鐘を鳴らした。一方で、米中が衝突の危険性を適切に認識する可能性について「かなり楽観的に考えている」と述べた。

シンガポールで6日に開かれた「ブルームバーグ・ニューエコノミーフォーラム」で発言した。

1970年代の米中和解を主導したキッシンジャー氏は「米中が基本的な協力関係を維持できるかが今の課題だ」と指摘。「我々は破局を避けるための強い動機がある」として、米中に対立がさらに激しくなる事態を避けるよう促した。

6日のフォーラムには、マレーシアのアンワル元副首相も登壇した。マハティール首相から首相職の禅譲を約束されているアンワル氏は首相就任後のビジョンを問われ、「マレーシアの民主主義を成熟させ(民主主義の土台となる)制度を強化することだ」と答えた。「経済成長なしに正義は実現できない」と述べ、経済成長の重要性も訴えた。

アンワル氏は過去に対立したマハティール氏との当時の関係を「現代マレーシア史の中で最も汚らわしい闘争の1つ」と振り返った。ただ、「今は定期的に会って話している」と良好な関係を強調した。

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