2019年4月24日(水)

中2自殺「いじめあった」 八王子市教委が第三者委

2018/11/6 16:33 (2018/11/7 1:05更新)
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東京都八王子市の教育委員会は6日、記者会見を開き、市立中学2年の永石陽菜さん(13)が8月に自殺を図り、その後死亡したと発表した。3月まで在籍していた中学での部活動でトラブルがあったとする遺書を書いており、市教委は中学の内部調査を受け「いじめがあった」と認定した。今月中に有識者による第三者委員会を設置し、自殺との因果関係を調べる。

死亡した永石陽菜さん=遺族提供・共同

死亡した永石陽菜さん=遺族提供・共同

父の洋さん(57)は会見を受け「いじめに目を背け、対応が遅れた。事実を明らかにし、二度と起こさないようにしてほしい」と話した。

市教委によると、陽菜さんは2017年8月、家族旅行で部活動を休んだことから、上級生から交流サイト(SNS)で「どうして休んだ」と批判され、不登校となった。

両親は「上級生の批判後、同級生からも無視されるようになった」と訴えているが、市教委は「SNSの内容を確認していない」などとして、いじめと認定した根拠については詳細を明らかにしなかった。

17年9月に両親が学校側に相談。部顧問が上級生に謝罪させたが、陽菜さんはその後も不登校を続けた。18年4月には、別の中学校に転校したが、不登校は続き、8月28日に八王子市内の駅で電車に飛び込み、約2週間後に死亡した。

中学2年の女子生徒の自殺について、記者会見する東京都八王子市教育委員会の幹部ら(6日午後、八王子市役所)=共同

中学2年の女子生徒の自殺について、記者会見する東京都八王子市教育委員会の幹部ら(6日午後、八王子市役所)=共同

遺書は、部活動でのトラブルを乗り越えられなかった自分を責める内容。前に通っていた中学校の校長が弔問のため、自宅を訪れると、父親から、転校後もSNS上でいじめが続いていたとの趣旨を伝えられた。

市教委は、上級生の謝罪後も陽菜さんの不登校が続いたことについて「対応に問題があった」と謝罪。設楽恵学校教育部長は「後悔と痛恨の極み。誠心誠意対応したい」と述べた。〔共同〕

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