2019年5月26日(日)

エアアジアCEO「消費者ニーズに焦点」

経営者会議
2018/11/6 15:17
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マレーシアの格安航空会社(LCC)大手、エアアジア・グループのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は6日、第20回日経フォーラム「世界経営者会議」で講演し、「成功するには消費者ニーズに合わせ、ビジネスのフォーカス(焦点)を絞ることが重要だ」と発言した。「マーケティングによってニーズを探り、消費者、時代の変化に応じた人材、組織が不可欠だ」と強調した。

フェルナンデス氏は「かつての航空会社は多くのことをしがちだった」として、「消費者の低価格ニーズを満たすために狭い機体の飛行機を使ったり、食事をオプションにしたりするなど工夫してきた」と話した。

フェルナンデス氏は米ワーナー・ミュージックで東南アジア地域の副社長などを務めた後、2001年に経営難だったマレーシアの航空会社をわずか1リンギ(約27円)で買収。アジアを代表するLCCに成長させた。東南アジアでの成功について「競争を政府が奨励してくれた」と指摘。航空産業の活性化には規制の撤廃が重要だとの認識を示した。

日本びいきとして知られ、自宅もあるフェルナンデス氏は名古屋を拠点に路線展開する姿勢を強調。「名古屋はポテンシャルがある。東京や大阪を拠点にするより大変だったが、見返りも大きい」の述べたうえで名古屋―ハワイ路線などを検討する考えを示した。

日本では11年に全日本空輸(現ANAホールディングス)との共同出資で国内線に参入したが、13年に一度撤退。新たに現エアアジア・ジャパン(愛知県常滑市)を設立し、中部国際空港を拠点に国内線を運航する。傘下のエアアジアXも関西―台北路線を19年1月に就航予定など日本路線を拡充していおり、攻勢を強めている。

米中間の貿易摩擦が問題になっていることについては「自由貿易はみんながメリットを受ける。19年は貿易戦争でもっと大変になると思うが、(旅行、ビジネスの需要などが)跳ね返る力も少しはあると思っている」と述べた。18年から東京都内に住んでいることについては「住んで国のことを理解しないとビジネスはうまくいかない」と狙いを語った。

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