2019年6月18日(火)

オン・ザ・グリーン

フォローする

米ツアー2勝目の畑岡、初の世界トップ10入り
編集委員 吉良幸雄

(1/2ページ)
2018/11/8 6:30
保存
共有
印刷
その他

国内で開催される唯一の米ツアー大会、TOTOジャパンクラシック(11月2~4日、滋賀・瀬田GC北=パー72)で、米ツアー参戦2年目の畑岡奈紗(19)が4打差の3位タイから67で回り、通算14アンダー、202で鮮やかな逆転優勝。6月のアーカンソー選手権に次ぐ2勝目を挙げた。19歳10カ月での米ツアー2勝は、日本勢では野村敏京の23歳4カ月を抜く最年少記録。次々と最年少記録を塗り替える「NASA」が、2011年の上田桃子以来、7年ぶりの日本人チャンピオンとなった。

畑岡はTOTOジャパンクラシックで米ツアー2勝目を挙げた=共同

畑岡はTOTOジャパンクラシックで米ツアー2勝目を挙げた=共同

ショートゲームの「引き出し」増

畑岡は米ツアーでも名うての「ショットメーカー」だ。パットが決まっていったんスイッチが入れば、バーディーラッシュでビッグスコアをたたきだす。今季は米ツアー初優勝を飾ったアーカンソー選手権最終日、プレーオフで敗れたその翌週の全米女子プロ選手権最終日など4回も8アンダーをマークしている。TOTOでは10番までに5打伸ばし、試合の主導権を握った。3日間でパーオンを逃したのは6回だけ。安定したドライバーショット、切れのあるアイアンショットで傾斜のきつい難グリーンを攻略した。

優勝争いで気合が入り、11番(パー4)、12番(パー3)でティーショットを引っかけ連続ボギー。13番(パー4)でも第1打を左ラフに曲げ、セカンドもグリーンに届かない。第3打はピンまで残り28ヤード。黄信号が点滅する状況で、畑岡はピッチングウエッジを握った。以前なら58度か54度のウエッジでスピンをかけるピッチショットかピッチエンドランで寄せるところだが、受けグリーンを考えると「キャリーで自分に近いところに打ったほうがイメージが出る。寄せやすい」とランニングアプローチを選択。イメージ通りに転がして1メートル強に寄せパーを拾った。3連続ボギーの危機をしのぐと、14番(パー4)では左バンカーからの第2打を1メートル弱につけバーディー奪取、勝利を引き寄せた。

米ツアーでもまれ、畑岡はグリーン周りなどショートゲームの「引き出し」が増えた=共同

米ツアーでもまれ、畑岡はグリーン周りなどショートゲームの「引き出し」が増えた=共同

「(ランニングアプローチは)米国に行って覚えたこと。練習では自信を持ってやれなかったけれど、試合でできてよかった」。グリーン周りなどショートゲームの「引き出し」が増えたことが成長の証しだ。初優勝の後、何度もチャンスを逃していた目標の2勝目を達成。ルーキーイヤーで大苦戦した昨季は140位だった賞金ランクが、今季は5位(140万ドル=約1億5800万円)にジャンプアップ。世界ランクも16位から、全米女子プロ後の12位を上回る自己最高の7位と初めてトップ10入りを果たした。今週の中国での試合はスキップして地元茨城でリフレッシュ。飛躍のシーズンの総決算となる次週の最終戦、CMEツアー選手権(15日から、米フロリダ州)で優勝争いを目指す。

  • 1
  • 2
  • 次へ
保存
共有
印刷
その他

ゴルフコラム

スコアアップヘ

電子版トップスポーツトップ

オン・ザ・グリーン 一覧

フォローする
全米プロゴルフで4日間単独首位を守りきって優勝したケプカ=共同共同

 マスターズ・トーナメントを14年ぶりに勝ったタイガー・ウッズ(米国)の優勝会見の言葉を思い出す。「あなたはゴルフ界にどんな影響を与えてきたか」という問いに答えたものだ。
 「若い世代に影響を与えたかも …続き (5/22)

石川は「筋力をつけていくことでしか、腰痛の予防はできない」と話す=共同共同

 苦渋の決断だった。1960年に第1回大会が開催され、スポンサートーナメントとしては国内で最も歴史が古い男子ゴルフの中日クラウンズ(5月2~5日、名古屋GC和合)。伝統の大会の第2ラウンドのスタート前 …続き (5/8)

マスターズ・トーナメントで11年ぶりのメジャー制覇を果たし、ガッツポーズするタイガー・ウッズ=共同共同

 2019年のマスターズは「タイガー・イズ・バック」として、1986年にジャック・ニクラウス(米国)が演じた「ジャック・イズ・バック」と、はたしてどちらが偉大な復活劇であったか、ずっと議論されていく試 …続き (4/17)

ハイライト・スポーツ

会員権相場情報

[PR]