2018年11月16日(金)

サウジ、証拠隠滅班派遣か 記者殺害9日後と報道

中東・アフリカ
北米
2018/11/5 20:51
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【イスタンブール=共同】サウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏の殺害事件で、トルコ政府に近い地元紙サバハは5日、事件9日後の10月11日にサウジから証拠隠滅のために化学と毒物の専門家らがトルコに派遣されていたと伝えた。ロイター通信は5日、トルコ当局者が報道を確認したと報じた。

報道によると、専門家2人は同月15日以降のトルコ捜査当局による捜索の前に、事件現場となったイスタンブールのサウジ総領事館や付近の総領事公邸を繰り返し訪問。2人は、トルコとの合同捜査のためサウジから送られた一行に含まれ、同20日に出国したという。サバハ紙は2人の専門家の氏名や写真も報道した。

カショギ氏の遺体は未発見。米紙ワシントン・ポストはトルコ高官の話として、遺体が酸で溶かされた可能性をトルコ当局が捜査していると報じている。

一方、米CNNは5日までに、遺体の返還を求めるカショギ氏の息子2人のインタビューを報じた。息子らは、カショギ氏の出身地のサウジ西部メディナに遺体を埋葬したいなどと語った。

また、サウジの世界的富豪ワリード・ビンタラール王子は5日までに米FOXニュースに対し、事件への関与が疑われるムハンマド皇太子の「無実が証明されると信じている」と語った。サウジ当局は昨年、汚職を理由にワリード氏を含む閣僚や王子らを一斉拘束、皇太子の政敵を排除する狙いがあるとの指摘が出ていた。

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