10月は前年比25%超上昇 トルコの消費者物価

2018/11/5 18:12
保存
共有
印刷
その他

【カイロ=飛田雅則】トルコ統計局は5日、10月の消費者物価指数(CPI)が前年同月に比べ25.24%上がったと発表した。上昇率は9月より0.72ポイント高まった。通貨リラの対ドル相場は年初より3割ほど低く、輸入価格が高止まりしているもようだ。高率インフレが解消しなければ、中央銀行への利上げ圧力が強まる可能性はある。

10月は衣料品や靴の値上がりが目立った。CPI上昇率が事前の市場予想を小幅に上回る程度だったので、リラ相場にはあまり影響しなかった。

8月にはトルコ国内で拘束されていた米国人牧師を巡り、同国と米国の関係が悪化し、通貨リラが大きく売られた。この「トルコショック」で同国のインフレが加速。中銀は9月、主要な政策金利である1週間物レポ金利を6.25%引き上げ、年24%に改めた。トルコの裁判所は10月、牧師の解放につながる判断を下した。対米関係は改善に向かったが、リラ相場は十分に戻っていない。

トルコ中銀は10月に発表したインフレ報告書のなかで、リラ安や米国の利上げなどによる新興国への資金流入減など、物価が一段と上昇するリスクを指摘。国内のインフレ圧力は強まれば「長期の金融引き締めが要るかもしれない」と記し、追加の金融引き締め策も排除しない姿勢をみせる。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]