2019年7月19日(金)

オゾン層、60年代には回復 フロン規制奏功と国連予測

2018/11/5 21:00
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【ジュネーブ=共同】世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)は5日、一時破壊が進んだ大気中のオゾン層が2060年代には地球全体で1980年の水準まで回復すると予測する報告書を発表した。オゾン層には有害な紫外線をさえぎる効果がある。WMOなどは国際条約「モントリオール議定書」による破壊物質フロンの規制が奏功したとしている。

報告書によると、成層圏上部のオゾンは両極地方を除き2000年以降、10年ごとに1~3%増加しており、このペースが続けば、北半球の中緯度地域では30年代までに1980年の水準まで完全に回復し、南半球の中緯度地域でも2050年代には回復するとした。低緯度地域にはオゾン量が少なく、大きな変化もみられてない。

破壊が最も進んだ両極地方でもオゾン量は増加しており、60年代には回復すると予想した。証拠として、南極上空でオゾン層が極端に薄くなって穴が開いたような状態になる「オゾンホール」が00年を境に縮小していたことが初めて確認されたとしている。

フロンの製造や使用を規制するモントリオール議定書は87年に採択された。報告書はフロンの一種「CFC11」が12年以降、東アジアで放出されていると指摘、モントリオール議定書違反だとしている。

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