損保ジャパン社員にウエアラブル端末、東大が解析

2018/11/5 15:00
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日経デジタルヘルス

損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険は、健康経営の高度化を目的として、東京大学センター・オブ・イノベーション 自分で守る健康社会拠点カラダ予想図プロジェクトチーム(以下、東大COI)が行う生活習慣改善の研究に参画する。同社は自社社員のウエアラブル端末から収集した活動データと健康診断データを、東大COIに提供。東大COIはこのデータの集団解析やリスク解析を実施し、その結果に基づいて同社の健康経営に対してアドバイスする。

同社は健康経営の一環として、2016年4月からFitbit製ウエアラブル端末を約3000人の社員に配布している。こうした活動が東大COIの研究と親和性が高いと考え、今回の参画が実現した。

東大COIは、文部科学省および科学技術振興機構が主導する産学連携プログラム。研究では、ウエアラブル端末とアプリ「カラダ予想図」を活用した健康サポートプログラムの検証を目的の一つとしている。カラダ予想図は、医療の専門家が将来の健康をサポートするプログラムで、健康リスクの可視化によって行動変容を促すほか、人工知能(AI)などのIT(情報技術)による将来の疾病発症リスク等の減少や、健康関連データに基づく手段分析による健康経営の実現を図っている。

今回、同社の特定保健指導対象者やそれに準ずる疾病ハイリスク群に当たる社員に対して、ウエアラブル端末とアプリ「カラダ予想図」を通じて健康指導を行う。この健康指導ではアルゴリズムを駆使し、個人の状態に則して指導することで、メタボリックシンドロームが引き起こす将来の疾病リスクの改善や、医療関連費の削減を目指す。

今後は、この研究で得られた知見を健康経営の高度化に活用する。また、当該結果を踏まえて新たな分析を行うとともに、商品・サービス開発に活用することにより、健康で長く生きられる持続可能な社会の実現を目指す。

(ライター 近藤寿成)

[日経 xTECH 2018年11月2日掲載]

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