産まなくても悲しくない 村田さん、NYで講演

2018/11/4 18:25
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【ニューヨーク=共同】小説「コンビニ人間」で芥川賞を受賞した作家の村田沙耶香さんが3日、ニューヨークの日米交流団体ジャパン・ソサエティーでトークイベントとサイン会に出席した。女性の出産が話題となり、自分らしく幸せに生きれば子供を産まないことは「悲しいことではない」と語った。

日米交流団体ジャパン・ソサエティーでトークイベントに出席した村田沙耶香さん(左)(3日、ニューヨーク)=共同

日米交流団体ジャパン・ソサエティーでトークイベントに出席した村田沙耶香さん(左)(3日、ニューヨーク)=共同

村田さんは、日本では女性にとって産まなければいけないという社会的なプレッシャーが大きな問題になっていると指摘。その上で「子孫を残すためでなく、自分として幸せに生きれば人がいなくなっても悲しいことではない。全ての人が自由に生きればいい」と持論を述べた。

一方、インターネット上で性的な経験のない自分を「喪女」と名乗り「誰にもセックスしてもらえない」と受け身でいる女性が多くいることは「とても悲しい」と話した。「コンビニ人間」の主人公の女性はこうした考え方をしない人物にしたいと思い、セックスをする必要を感じない女性として描いたという。

サイン会では地元のファンら数十人が長い列を作った。ニューヨークの国連職員オズバルド・ザバラさんは「コンビニ人間は分かりやすいストーリーなのに、社会が抱える問題を突きつけてくる優れた作品だと思う」と話した。

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