線刻壁画を日本で初めて移設、一般公開 宮城・山元町

2018/11/4 17:34
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古墳時代末期から奈良時代にかけての横穴墓群(7~8世紀ごろ)がある宮城県山元町の合戦原遺跡で見つかった人や動物の線刻壁画の移設作業が終わり、同町の歴史民俗資料館で4日までに一般公開が始まった。町教育委員会によると、線刻壁画の移設は日本初という。

合戦原遺跡の線刻壁画を見る来館者(3日、宮城県山元町の歴史民俗資料館)=共同

合戦原遺跡の線刻壁画を見る来館者(3日、宮城県山元町の歴史民俗資料館)=共同

壁画は東日本大震災の復興工事に伴う調査で2015年5月に出土した。高さ1.5メートル、幅3.9メートルの範囲に、人や鳥など多種多様な図柄の線刻画が描かれている。

壁画を含む墓群は、被災者が集団で移転するための予定地にあったことから、町教委は文化庁の助言を受け、壁画を取り出して移設する作業を進めてきた。

奈良県のキトラ古墳や高松塚古墳の壁画修復に関わった研究者らの協力を得て16年から着手。壁画の周辺は軟弱な砂地で作業は難航したが、特殊な薬剤を塗って補強した上で13個のブロックに分解して搬出。京都市の専門業者が、専用の接着剤で組み合わせた。〔共同〕

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