2018年12月11日(火)

日立化成、品質不正新たに28製品 国内全7事業所で

品質不正
環境エネ・素材
2018/11/2 19:21
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化学材料メーカー大手の日立化成は2日、鉛蓄電池や半導体材料の品質検査不正に続き、新たに自動車用バッテリーなどの28製品で検査不正があったと発表した。国内7事業所全てで不正があり、対象事業は日立化成の連結売上高の1割を占める。取引社数は延べ約2400社に上る。

新たに判明した不適切検査等について頭を下げる日立化成の丸山社長(中)ら(2日、東京都中央区)

新たに判明した不適切検査等について頭を下げる日立化成の丸山社長(中)ら(2日、東京都中央区)

日立化成の丸山寿社長は「幅広い製品での不適切な行為には慚愧(ざんき)の念に堪えない。全事業所であったということは会社として甘えた文化があった」と陳謝した。

新たに検査不正が見つかったのは、民生用リチウムイオン電池の負極材やディスプレーの回路を接続するフィルム、自動車の外装や内装の樹脂製品など28製品だ。6月の鉛蓄電池のデータ改ざんの際に約500社だった取引先は、延べ約2400社に膨れあがる。

同社が茨城県や千葉県などに持つ7つの全事業所で、検査報告書の改ざんや顧客との契約と異なる方法での検査があった。10年以上改ざんを続けていた製品も見つかったという。

現在まで製品の不具合や法令違反の事例は見つかっておらず、製品の回収などは検討していないという。現時点では業績への影響は限定的との見方を示した。

鉛蓄電池のデータ改ざんを受け、外部の有識者でつくる特別調査委員会が調べを進めており、11月下旬には調査報告書が出るとみられる。丸山社長は自身の進退については「経営者として重い責任がある。調査報告書を精査して考えたい」と述べるにとどめた。

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