認知症と「神戸モデル」(時流地流)
[有料会員限定]
◆安倍晋三首相が「70歳までの就業機会を確保する」と表明した。人手不足を緩和し、年金制度改革につなげる目的がある。長く現役でいられることは良いことだろうが、一方で2025年には認知症の人が最大で730万人、高齢者のほぼ5人に1人に増えるという推計もある。「人生100年時代」も楽ではない。
◆認知症の夫と暮らす家族の姿を描いた中島京子さんの小説「長いお別れ」で、外出して夕方になっても帰ってこない夫を、妻...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り625文字