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世界体操、村上が総合で銀 自分に打ち勝ち床で逆転

2018/11/2 11:35
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世界体操女子個人総合決勝 床運動で「シリバス」を決める村上茉愛の連続合成写真(右から左へ)=ドーハ(共同)

世界体操女子個人総合決勝 床運動で「シリバス」を決める村上茉愛の連続合成写真(右から左へ)=ドーハ(共同)

【ドーハ=金子英介】体操の世界選手権第8日は1日、ドーハで女子個人総合決勝を行い、予選を3位通過した昨年4位の村上茉愛(日体大)は合計55.798点で、この種目で日本勢初の銀メダルを獲得した。

5位で迎えた最終種目の床運動を終えると、村上は感極まって顔をくしゃくしゃにした。メダルの確信があったわけではない。「去年失敗した平均台がものすごく緊張した。床も緊張した感じで、その緊張がほぐれたのが一番大きいです」

夏場に右足首の靱帯を損傷し、今大会も痛みをこらえながらの演技だった。眠れないほどの重圧からミスをして0.100点差で表彰台を逃した1年前の自分とも戦った。今回は悔いなく終わりたいと誓って臨んだ決勝の舞台。自分に打ち勝ったゆえの涙だった。

世界体操の女子個人総合で銀メダルを獲得し、表彰式で笑顔の村上茉愛=1日、ドーハ(共同)

世界体操の女子個人総合で銀メダルを獲得し、表彰式で笑顔の村上茉愛=1日、ドーハ(共同)

昨年は落下した3種目目の平均台を慎重にまとめる。最後の床は冒頭の4回ターンでバランスを崩したものの、冷静だった。「やらかしたなと思ったけれど、きちんと着地を止めて全体の印象をよくしようとイメージした」

H難度の大技シリバス(後方抱え込み2回宙返り2回ひねり)など着地を次々と決めて14.000点。個人総合銀メダルは日本女子初の快挙。昨年はリオ五輪の個人総合メダリスト3人が不在だったが、今年は実力者が顔をそろえていた。それだけに、このメダルの価値は計り知れない。

五輪女王のバイルスが平均台で落下するなど上位陣にもミスが相次ぐなか、村上の安定感は際立っていた。演技の一つ一つに自信がみなぎり、余裕が感じられた。「やっぱり気持ちを強く持たなくちゃいけない。点数が伸びなくても、くじけないでやるという点を強化してきた。そこが(メダルに)つながった」。22歳は一回りも二回りもタフになった。

昨年は種目別床運動で日本女子63年ぶりとなる金メダル。ただ、村上は今回の「銀」に、より重みを感じている。「去年はきちんと通しきればメダルが取れる感じだったけれど、今年は自分でつかみ取りにいく気持ちでやったので、すごく達成感がある」。雪辱を果たしたこの1年の思いが詰まっていた。

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