2018年11月14日(水)

世界最大級望遠鏡、建設再開へ ハワイ州最高裁が認可

科学&新技術
社会
2018/11/2 9:14
保存
共有
印刷
その他

日本や米国など5カ国が米ハワイ島で計画し、地元住民の反対で工事が中断している世界最大級の望遠鏡「TMT」の建設が再開される見通しになった。ハワイ州最高裁がこのほど住民らの訴えを退け、建設を認める判決を出した。当初は2024年の完成を目指していたが、3年以上遅れることになりそうだ。

口径が30メートルの巨大望遠鏡「TMT」=完成予想図、TMT国際天文台提供

TMTは口径が30メートルあり、生命が存在する可能性のある太陽系外の惑星や宇宙初期に誕生した銀河などの探索で成果が期待されている。13年にハワイ州が建設を認め、2014年10月に着工した。しかし、建設地付近のマウナケア山頂を神聖な場所と考える先住民らが反対し、同州最高裁が15年12月に許可を取り消した。

その後、TMTの国際チームは住民の意見を聞くなどの手続きをやり直して改めて建設を申請。州政府は公聴会を40回以上開いたうえで、17年9月に建設を認可した。この許可についても、住民らが取り消しを求めて提訴していた。

マウナケア山頂は空気が薄く湿度も低いなど天体観測に適しており、日本のすばる望遠鏡などの大型望遠鏡が立地している。TMTの建設費は総額18億ドル(約2030億円)の見通し。

今なら有料会員限定記事もすべて無料で読み放題

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報