JR四国の4~9月期、過去最大の営業赤字 豪雨・台風で運休響く

2018/11/1 16:24
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JR四国が1日発表した2018年4~9月期の連結決算は、営業損益が56億円の赤字(前年同期は39億円の赤字)で、中間期としては過去最大の営業赤字だった。西日本豪雨や台風の影響による列車の運休期間が長引き、鉄道収入が大きく落ち込んだ。19年3月期の連結業績予想を下方修正し、通期でも営業損益は過去最大の赤字を見込む。

決算記者会見で、JR四国の半井真司社長は「自然災害に悩まされた上半期だった」と振り返った。中間期の売上高は5%減の233億円。豪雨の影響で、一部の区間で長期の運休が生じるなど、鉄道収入は中間期として過去最少の9%減の110億円だった。

一方、株高で経営安定基金の運用収益が伸び、経常利益は3%減の11億円。豪雨の復旧費として20億円の特別損失を計上したが、前年同期は台風被害による護岸工事などで30億円の特損が発生していた。前年同期と比較して特損は軽くなっており、最終損益は9億円の赤字と、前年同期の19億円から改善した。

JR四国は鉄道収入の落ち込みなどを反映し、19年3月期の業績予想を下方修正した。営業損益は過去最大の122億円の赤字(前期は99億円の赤字)を見込む。従来は99億円の赤字を予想していた。

今年、自然災害が相次いだことを踏まえ、半井社長は路線の修繕などを通じて災害に強いネットワーク作りの必要性を強調する。だが、コストがかかる上に、四国は人口減少が厳しい地域。「当社の努力だけで路線を維持していくのは厳しい」(半井社長)として、引き続き四国4県などを交えた懇談会の場で議論していく。

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