/

「地方競馬の祭典」JBC、中央で初開催

レースの認知度向上狙う

日本中央競馬会(JRA)の競馬場で「地方の祭典」――。地方競馬場の持ち回りで行われていたJBC(ジャパン・ブリーディングファームズカップ)が4日、京都競馬場で行われる。中央の競馬場でJBCを開催するのは初めて。JBC競走の認知度向上を狙った地方側が中央での開催を要請し、実現した。当日はダート1900メートル戦の「クラシック」などJpn1(G1級)競走を3つ実施する。

JBCが始まったのは2001年。地方公共団体が主催する地方競馬は当時売り上げ減に苦しみ、廃止にする主催者も出てきた。競走馬の大きな販路である地方の苦境に危機感を抱いた生産者が主導し、地方競馬振興を目指してJBCを創設した。

17年までは地方の持ち回りで開催。競馬場によって距離は異なるが、初期はダート2000メートル前後のクラシックと、ダート1200メートル前後の「スプリント」の2つのG1級のレースを行い、11年には牝馬限定の「レディスクラシック」を追加。同レースも13年にG1級に格付けされた。複数あるG1級に全国から有力な地方馬が集結、中央馬も参戦する「地方競馬の祭典」として、盛り上げを図ってきた。

こうした理念のレースを中央で開催する理由について地方側は「JBCの魅力を広く伝えるには訴求力の高いJRAで実施するよう要請すべきだ」との考えで、地方の各主催者が一致したと説明する。ほとんどの年で11月3日に開催してきたが、今年は土曜日で、地方で開催しても中央競馬の日程と競合する事情もあった。

初の中央開催となる今年は08年の園田競馬場(兵庫県尼崎市)以来、10年ぶり2度目の関西圏でのJBCとなる。

目玉レースのクラシックは過去にG1級を2勝しているケイティブレイブ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)、古馬相手だった前走のシリウスステークス(G3、阪神ダート2000メートル)を勝った3歳牡馬、オメガパフューム(栗東・安田翔伍厩舎)などが有力。昨年のJBCクラシック(東京・大井競馬場で開催)の覇者、サウンドトゥルー(去勢馬8歳、美浦・高木登厩舎)も出走予定だ。

ダート1200メートルで行われるスプリントは7月の中京でG3を圧勝したマテラスカイ(牡4歳、栗東・森秀行厩舎)が優勝候補。地方・船橋所属のキタサンミカヅキ(牡8歳)にもチャンスがありそう。ダート1800メートルのレディスクラシックはともに栗東の中竹和也厩舎に所属する4歳馬、ラビットランとクイーンマンボが中心となる。

(関根慶太郎)

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン