2019年6月17日(月)

対話AI開発のコトバデザイン、2億円調達

2018/11/1 11:32
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対話用人工知能(AI)を開発するコトバデザイン(東京・渋谷)は1日、大阪大学が設立した大阪大学ベンチャーキャピタル(大阪府吹田市)などを引受先とする第三者割当増資で総額2億円を調達した。オープンソースの対話AIの開発と販売を目指しており、調達した資金は開発エンジニアの雇い入れや、開発費用にあてる。

コトバデザインが開発するのは、外部の技術者が用途にあわせて改造できる対話AI。介護に詳しいAIや、ドラマに詳しいAIなどひとつの用途に特化させることができる。「AIの人格そのものを作り替えることができるイメージ」(栄藤稔社長)という。

米グーグルの「グーグルアシスタント」など既存の対話AIもサードパーティーが開発したアプリと連携している。ただプラットフォームに適したかたちでしか機能を作り込むことができず、制約があった。

コトバデザインは対話制御自体も公開することで改造の自由度を高め、多くのサードパーティーを呼び込む考えだ。とはいえ前例がなくては外部の技術者も使いづらい。まずは定型の窓口業務に適した対話AIを自社で開発し、システムインテグレーターと組んで法人や行政に売り込む。

同社は17年8月の設立。栄藤社長は過去にはNTTドコモで「しゃべってコンシェル」の開発を率い、現在は大阪大学で教授を務める。

「アマゾンエコー」や「グーグルホーム」の登場で身近になってきた対話AIだが、コミュニケーションの相手としてはいま一歩だ。

「電気を消して」や「近くのレストランを探して」などの命令に対しては適切に回答できるが、曖昧な質問や雑談には応じられないのが現状。サードパーティーを巻き込んで今後開発が盛り上がれば、将来は良き相談相手にまで進化するかもしれない。(香月夏子)

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