2018年12月13日(木)

VWとフォード、EVと自動運転車の共同開発で交渉

自動車・機械
ヨーロッパ
北米
2018/11/1 7:31
保存
共有
印刷
その他

【フランクフルト=深尾幸生、シリコンバレー=白石武志】独フォルクスワーゲン(VW)と米フォード・モーターが電気自動車(EV)と自動運転車の共同開発で交渉していることが31日、明らかになった。複数の欧米メディアが報じた。両社は6月に複数分野での戦略提携で合意していた。次世代車の中核技術となるEVと自動運転の分野に踏み込み、開発コストの大幅削減を狙うとみられる。

独経済紙ハンデルスブラットはVWが11月中にも決定すると報道。ロイター通信は年内にも両社が進展を公表するとしている。フォードは「VWとの基本合意は様々な分野での潜在的な協力をカバーしている。現時点で詳細を話すことは尚早」とのコメントを出した。

両社が6月に合意した提携の具体的な内容はこれまでほとんど明らかになっていなかった。唯一公表していたのは小型商用車分野だけで、次世代車での共同開発が実現すれば本格的な連合に一気に発展する。

両社の世界販売台数の合計は約1700万台。VWは2022年までに電動化や自動運転に340億ユーロ(約4兆3000億円)を投資する計画を掲げる。フォードも多額の投資を見込んでおり、共同開発による開発費用の削減効果は大きい。自動運転で先行する米グーグル系の自動運転開発会社ウェイモや、EVの米テスラなどとの差を早期に縮める狙いがあるとみられる。

VWのフランク・ウィッター最高財務責任者(CFO)は30日の決算電話会見で「自動運転は開発に高額の投資が必要で、すでに先を行く企業もある。ウェイモはその1社だ」と自社の遅れを認め、技術獲得のため複数社と交渉していることを認めていた。

自動車大手の次世代車を巡る提携では、ホンダが米ゼネラル・モーターズ(GM)の自動運転子会社に出資するなど、合従連衡が激しくなっている。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報