2018年11月13日(火)

米スタートアップに出資、南都銀 ノーベル賞中村氏の太陽光LED

金融機関
関西
2018/10/31 20:00
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南都銀行は投資組合を通じて、ノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏らが立ち上げた米スタートアップ、ソラー(SORAA、カリフォルニア州)に出資した。ソラーは次世代の発光ダイオード(LED)照明を製造する。出資額は約21億円。

ソラー創業者でカリフォルニア大教授の中村氏と同社のジェフ・パーカー最高経営責任者(CEO)らが31日、奈良市内の南都銀を訪問した。中村教授は「日本を含め人類のために『究極の照明』を広げたい」とコメント。パーカーCEOは「市場で展開するための資金として使いたい」と語った。

橋本隆史頭取は「投資銀行業務として海外でもいいものがあれば積極的にやっていく。奈良から最新の技術を発信したい」と話した。

南都銀は本店の応接室にソラーの電球を採用。ソラーの製品は欧米の博物館やギャラリー、高級レストランなどで導入されており、南都銀は国連が定める「持続可能な開発目標(SDGs)」の取り組みの一環として県内の寺社や観光施設、病院などに導入を促す方針だ。

同行は4月に投資助言などを行うソナー・アドバイザーズ(東京・千代田)と「ナント・クロスボーダーVC投資組合」を設立。同組合を通じてソラーとソラーの関連会社に出資した。

ソラーは紫色LEDチップを使用し太陽光に近い光を再現する「太陽光LED」照明を製造。太陽光LEDは色彩が鮮やかになるほか、目の疲れの原因となるブルーライトが少なく殺菌効果があるとされるなど健康面で利点がある。今後製造への参入が増えるとみられるが、同社は紫色LEDに関する特許などを多数保有する。

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