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スーパーラグビー大会形式、NZ協会CEO「11月決断」
スティーブ・チュー氏に聞く

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2018/11/3 6:30
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――19年W杯のニュージーランド代表の試合日程についてはどう思うか。試合と試合の間に3日間しか休みがないところがある。

「なぜなら前回のW杯ではティア2の国の休みが短かった。スケジュールは完璧につくるのがとても難しい。だから、11年W杯が終わってから、ティア1の国が短い休みで試合をする重荷をシェアすべきという議論を始めた。ドローなんだから短い休みもOKだ。その準備をしなければならない」

――日本のスポンサーとの関係は。

「日本水産とは長い歴史がある。小さな関係だけれど、とても目立つ関係だ。彼らはニュージーランドの大学ラグビーも支援している。最近、三井不動産と契約した。それは新しい商業パートナーシップで、W杯前にキャンプ地の千葉県柏市周辺で行う。でもそれがさらに未来につながる関係になることを期待している。国際的な企業で我々をサポートしてくれるところとも関係を持っている。ドイツのアディダス、米国のAIG、スイスのチュードルなど。米アマゾン・ドット・コムとも話をしている」

東京都内で10月31日、新しいユニホームの発表会に臨むオールブラックスの選手たち

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――選手がオールブラックスでプレーするためには、ニュージーランド国内でプレーしないといけないというルールについて。そのルールを緩める考えはあるか。特にトップリーグに来る選手に関して。

「今はない。でもレビューは続ける。いまのルールは世界のすべての選手に適用されている。ニュージーランドでプレーしなければ選抜しない。それを緩めるプランはないが、世界は変わるので時々レビューをしないといけない。でもそれはすぐにではない」

――ニュージーランドでも多くの選手が若くして欧州のクラブと契約する問題があると聞く。それを止める方策はあるか。

「ノーだ。行き先はフランスと英国と日本のクラブが最も多い。そして行く選手がどんどん若くなっているのは事実だ。WRの中で、海外でプレーする選手の数についてコントロールするメカニズムについて話をしている。なぜなら、あまりにも海外の選手が多いと、それはたとえばフランスのリーグのためによくないから。日本もそうだと思う」

「だが世界は自由市場だ。できることはといえば、ニュージーランドで最善の環境を提供することだ。いいコーチといい競争があって、我々のプレーヤーがオールブラックスになりたがって、彼らがいたいだけオールブラックスに残れる。だから海外にいる選手を選抜しないルールは、チーム戦略のとても重要な部分だ。でも我々はお金と競争はできない」

「もし選手がもっとお金がほしいというだけなら、彼らは国を離れる。だがニュージーランドはほかのどこの国からも遠い。だからラグビー選手だけではなく、多くの若者が海外にいって働く。なぜなら世界を探索するのが好きだから。そして違う文化に触れて、違う国で働くことが好きだから。ラグビーに限ったことではない」

――ニュージーランドでのラグビーの人気はどうか。サッカー人気が上がっているか。

「そうではあるが、ラグビーの価値は下がっていない。我々はニュージーランド社会の中で特別な地位を占めている。でもそれを当然のこととも思っていない。だから今の地位を維持するために努力しないといけない。サッカーだけでなく、今の若い人たちには多くの選択肢がある。たくさんの若者がエクストリームスポーツをやっている。だからラグビーを魅力的にするためにかなり努力しないといけない」

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