牛丼各社「スキヤキ」の陣 松屋が「牛鍋膳」投入
吉野家、すき家は増量で対抗

2018/10/31 13:43
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牛丼チェーンの冬の定番商品となっているすき焼き風鍋の販売がスタートする。吉野家は11月1日から「牛すき鍋膳」を、すき家は14日から「牛すき鍋定食」の販売を始める。今年は松屋が10月から「牛鍋膳」の販売を始めており、3社の鍋商品が出そろう。「1人鍋」の需要を巡る争奪戦は激しさを増しそうだ。

吉野家は野菜の量を増やしたほかタレを見直した

吉野家は野菜の量を増やしたほかタレを見直した

「昨年のおいしいという記憶に負けないように、ブラッシュアップを重ねた」。31日の記者会見で吉野家の河村泰貴社長はこう語った。吉野家は1日、牛すき鍋膳(並盛690円)の販売を始める。昆布のうま味成分をタレに追加したほか、野菜を増やして、1食で半日分の食事を取れるようにした。価格は昨年から40円高くなっている。

吉野家は2013年冬に牛丼チェーンとして初めて鍋商品を投入しており、累計5千万食を販売。今年度は3年ぶりに「牛チゲ鍋膳」(同)を復活させており、一千万食の販売を見込む。

松屋も鍋商品を投入した

松屋も鍋商品を投入した

松屋は10月9日から「牛鍋膳」(並盛590円)の販売を始めている。温めながら出す鍋商品は同社としては初めて。「松鍋シリーズ」の第1弾という位置づけで、今後も新商品を投入するという。

すき家は11月14日から牛すき鍋定食(並盛780円)を投入する。昨年よりも2週間早いスタートとなる。価格は昨年から100円高く設定したが、牛肉の量を25%増やしたほか、卵を2つに、野菜も増量している。ショッピングセンターなど火を使用できない店舗では「牛すき焼き丼」(並盛690円)を販売する。

鍋商品は、客前で温め続けるため商品を出すタイミングが難しく、通常の丼ものメニューに比べて作業が複雑になる。単価は高いが、年末の繁忙期に安定した品質を提供し続けるハードルも高い。価格や内容量だけでなく、各社のオペレーションも重要になる。

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