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三菱UFJ信託、初の運用会社買収 3200億円

三菱UFJ信託銀行が初めて資産運用会社(アセットマネジメント)の買収に踏み切る。2019年半ばをメドに、約3200億円を投じて豪最大手銀コモンウェルス銀(CBA)系の資産運用会社を傘下に収める。成長が続く資産運用分野で商品の品ぞろえを広げ、海外の顧客を取り込む。

「収益を多様化するための第一歩だ」。31日、概要を発表した三菱UFJ信託銀行で海外での資産運用を統括する川上豊執行役員は力を込めた。08年に英アバディーンに約500億円出資してから10年。少額出資などを重ね「いよいよアセマネの経営に踏み込める時期がきた」と判断した。

CBAが銀行以外の事業の切り離しを公表した直後の7月、三菱UFJ信託は水面下で買収を打診して交渉を始めた。「メーカーには技術や特許があるが、アセマネは人が全て」(川上氏)。経営理念や社風が合うか、幹部が何度もオーストラリアに足を運び、話し合いを重ねた。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の運用残高は72兆5千億円で、買収する「コロニアル・ファースト・ステート」の主要子会社9社の資産合計は17兆円。買収後は90兆円となり、アジアで最大の運用会社となる予定だ。顧客(投資家)はほぼ日本のみだったが、買収後は海外顧客が約3割に高まる。アジア株や新興国株の運用を得意とし、商品の補完も期待できるという。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の18年3月期の粗利益のうち、アセマネの割合は2%強という。今回の買収により4%強に増える。ただ海外の米銀は6%を上回っており、収益の分散は始まったばかりだ。「2桁に近いところが目安」(川上氏)。MUFGとして融資依存からの脱却を進めるなか、今後もアセマネの買収を探る。数年後に運用残高100兆円を目指す。

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