なぜ紅葉は狩るの? 広瀬浩二郎

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2018/11/6 14:00
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日本経済新聞 電子版
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「裏を触れ表を触れて食うもみじ」。秋も深まり、紅葉の季節である。よく耳にする「うらを見せおもてを見せて散るもみじ」は、良寛の辞世の句だといわれる。人間の長所と短所、善悪、生死などはつながっており、すべての煩悩を出し尽くした後に涅槃(ねはん)へ至る。僕には深遠な仏教の悟りの境地はわからないが、裏と表が不可分であることは体験的に理解している。

そもそも視覚では、裏と表を同時に見るのは難しい。風に舞っ…

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