2019年7月16日(火)

斎藤新王座が誕生 3勝2敗で初タイトル、将棋王座戦

囲碁・将棋
2018/10/30 21:53 (2018/10/30 23:27更新)
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中村王座を破り初タイトルを獲得した斎藤新王座(30日夜、甲府市)

中村王座を破り初タイトルを獲得した斎藤新王座(30日夜、甲府市)

30日朝から甲府市の常磐ホテルで指されていた第66期将棋王座戦(日本経済新聞社主催)五番勝負の第5局は午後9時39分、109手で先手の挑戦者、斎藤慎太郎七段(25)が初防衛を目指した中村太地王座(30)を下した。斎藤七段は3勝2敗で初タイトルの王座を奪取した。持ち時間各5時間のうち、残りは斎藤七段7分、中村王座1分。

斎藤新王座は大阪市在住で、将棋界に8つあるタイトルのうち4つを豊島将之二冠(28、王位・棋聖)、久保利明王将(43)とともに関西勢が占める。関西勢の四冠は1992年以来26年ぶり。

(投了図は▲3二銀まで)

(投了図は▲3二銀まで)

対局後、斎藤新王座は「最後で踏ん張れたので、少しは成長できたかなと思う。(タイトルを獲得した)実感はまだないが、これからもしっかりと将棋の実戦と普及の両面で精進したい」と話した。

この日の将棋は今シリーズ4度目の角換わり戦に進んだ。先手の39手目6六歩で駒がぶつかり、局面は一気に緊迫。中盤、5五銀左(47手目)と上部を手厚くした先手に対し、後手は激しく動く手もあったが、6四歩と穏やかな順を選んだ。

43分の長考で先手が放った攻めの4五角(51手目)が「決断の一手」(解説の飯島栄治七段)だった。その後、控室では「うまく指せば先手が指しやすくなりそうだ」との声が上がった。馬を作って粘りに出た後手を先手が押さえ込んで優勢を拡大。着実に相手玉に迫り、寄せきった。

斎藤新王座は奈良市出身、畠山鎮七段門下。昨年の棋聖戦で挑戦者となり、今回が2度目のタイトル挑戦だった。

【指し手】▲2六歩△8四歩▲7六歩△3二金▲2五歩△8五歩▲7七角△3四歩▲6八銀△7七角成▲同 銀△2二銀▲4八銀△3三銀▲7八金△6二銀▲4六歩△4二玉▲4七銀△7四歩▲3六歩△6四歩▲6八玉△6三銀▲9六歩△9四歩▲1六歩△1四歩▲3七桂△7三桂▲4八金△8一飛▲2九飛△7二金▲5六銀△6五歩▲7九玉△6二金▲6六歩△同 歩▲同 銀△8六歩▲同 歩△同 飛▲8七歩△8一飛▲5五銀左△6四歩▲6九飛△6五桂▲4五角△8二飛▲2四歩△同 歩▲6六歩△5七桂成▲同 金△5二銀▲3五歩△同 歩▲6五歩△4四歩▲1八角△4八角▲4七金△8四角成▲6四歩△3一玉▲2三歩△8三飛▲4五歩△8六歩▲同 歩△8五歩▲7七桂△7五歩▲8五歩△9三馬▲6五銀△7三飛▲8四歩△7六歩▲7四歩△6八歩▲同 飛△7一飛▲7六銀△8四馬▲4四歩△7四馬▲5七金△4六歩▲5六歩△7五歩▲8五銀△同 馬▲同 桂△7七銀▲同 金△7六歩▲4三桂△同 銀▲同歩成△同 金▲4四歩△同 銀▲同 銀△7七歩成▲3二銀まで斎藤七段の勝ち

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