9月の近畿有効求人倍率、7年4カ月ぶり全国に並ぶ 訪日客追い風

2018/10/30 9:16
保存
共有
印刷
その他

厚生労働省が30日発表した9月の近畿2府4県の有効求人倍率(季節調整値)は前月比0.02ポイント上昇して1.64倍だった。4カ月連続のプラスで、7年4カ月ぶりに全国の水準に並んだ。9年を超える長期の上昇局面にあり、ここ数年は訪日客(インバウンド)関連の幅広い求人の動きが追い風となっている。

府県別の有効求人倍率は大阪、奈良、兵庫、和歌山の4府県で上昇し、京都で低下した。滋賀は横ばいだった。9月に上陸した台風21号の影響で新規求職が手控えられたこともあり、大阪では申込件数が20%減った。

一方で6府県全体の新規求人数は6%減少し、1年11カ月ぶりのマイナスとなった。台風被害や輸出の停滞で企業の生産活動が一時落ち込み、求人が見送られたようだ。ハローワークの稼働日数が前年同月より2日少なかった影響も出た。大阪ではホテルの新規開業に伴う求人で宿泊業が26%伸びた。関西国際空港の機能低下によるインバウンド減少の影響は限定的とみられる。

総務省が同日発表した9月の近畿の完全失業率(原数値)は3.1%となり、前年同月比0.1ポイント低下した。2カ月ぶりの改善。完全失業者は1万人減の33万人だった。

保存
共有
印刷
その他

関連キーワード

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]