コーヒーが上昇基調 ブラジル通貨高で輸出減観測

2018/10/29 20:20
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コーヒーの国際相場が上昇基調に転じた。最大産地ブラジルで28日実施された大統領選の決選投票では財政再建に前向きな右派候補が勝利した。ブラジル通貨レアルがドルに対し上昇し、ブラジルのコーヒー輸出が減って需給が締まるとの連想が拡大。投機筋の買いが増える可能性がある。

ブラジルのレアル相場がコーヒー価格に与える影響は大きい

アラビカ種のニューヨーク先物(期近)は9月中旬に1ポンド92セント台と12年ぶりの安値をつけた。10月は上昇基調で、29日の時間外取引では121セント前後で推移している。

コーヒーはドル建てで取引され、レアル高が進むとブラジルの輸出減が連想されやすい。ブラジルでは豊作観測が強いが、最近はレアル高が買い材料視されていた。

ブラジル大統領選では右派の下院議員が当選を確実にした。景気好転の期待からレアル相場は29日に上昇。コーヒーについては「投機筋の買い余力が小さくなったが、レアル高が進めば125セント近くをつける可能性がある」(専門商社、イーコムジャパン=東京・中央=の阿部伸明社長)。

ブラジルは砂糖や大豆の主産国でもあり、レアル相場は様々な農産物の相場に影響する。砂糖のニューヨーク先物は26日の終値が1ポンド13.8セントと約11カ月ぶり高値圏だ。

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