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「秘密分散」のゼンムテック、3億円調達

セキュリティー技術を開発するゼンムテック(東京・品川)は29日、ベンチャーキャピタル(VC)のイノベーション・エンジン(東京・港)と四国電力を引受先とした第三者割当増資を実施し、約3億円を調達したと発表した。パスワードを使わずにデータを保護する「秘密分散技術」を応用した新たなサービスの開発費用などに充てる。

ゼンムテックが開発する秘密分散技術は、パソコンやスマートフォン(スマホ)のほか、USBメモリー、サーバーなどにデータを分散して保存し、データが1つでも欠けると復元できない。分散して保存した上で、データを小さなデータ片に分割し、一つ一つでは無意味なものに変換する。パスワードをかけなくても情報を守ることができるという。

産業総合研究所と共同で、無意味な状態のデータ片を使って演算処理ができる秘匿計算技術の開発にも着手した。実用化できれば、個人情報などを秘匿したままデータ解析ができるようになり、顧客情報を守りながら複数の企業がデータを活用することができる。

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