2019年2月22日(金)

インドネシア機墜落、189人全員死亡か 機体の破片散乱

2018/10/29 18:08 (2018/10/29 20:49更新)
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【ヌサドゥア(バリ島)=鈴木淳】インドネシアでジャカルタ発パンカルピナン行きのライオン航空610便(乗員乗客計189人)が墜落した事故で、インドネシア国家捜索救助庁の幹部は29日、乗員・乗客全員が死亡した可能性が高いとの見方を明らかにした。現場の海上には機体の残骸や乗客の持ち物とみられるものが散乱しており、同庁などが捜索を進めている。

29日、ジャカルタ郊外のスカルノ・ハッタ空港に駆けつけた乗客の家族ら=ロイター

29日、ジャカルタ郊外のスカルノ・ハッタ空港に駆けつけた乗客の家族ら=ロイター

国家捜索救助庁のバンバン部長は29日、現場で見つかった遺体などの状況から「生存者はいない可能性が高い」と述べた。同庁によると、現場は首都ジャカルタから北に約50キロの沖合で、捜索隊が機体の一部とみられる残骸のほか、複数の遺体を回収した。見つかった遺体はいずれも損傷が激しいという。機体の発見やブラックボックスの回収を急いでいる。

610便は29日午前6時20分(日本時間午前8時20分)にジャカルタ郊外のスカルノ・ハッタ空港を離陸し、13分後に消息を絶った。墜落直前に何らかの理由で急降下し、機体は海底に沈んだ可能性が高い。機長が「空港に戻りたい」と交信した直後にレーダーから機影が消えたとの情報もあり、機材に何らかの不具合が生じた可能性もある。同便は午前7時20分にバンカ島のパンカルピナンに到着する予定だった。

ジョコ大統領は29日、訪問先のバリ島で記者団に対し「すべての犠牲者の家族にお悔やみを申し上げる」と述べ、国軍などに捜索や救助に全力を挙げるよう指示した。

墜落現場近くで残骸を調べる関係者(29日)=ロイター・アンタラ通信

墜落現場近くで残骸を調べる関係者(29日)=ロイター・アンタラ通信

ライオン航空によると、610便の使用機材はボーイング737MAX8型機で、今年に受領し、8月15日に就航したばかりだった。操縦士は6000時間の飛行経験があるベテランだったという。同社は29日「(墜落事故)発生を遺憾に思う」との声明を出した。

ライオン航空はインドネシアの格安航空会社(LCC)大手で、スカルノ・ハッタ空港を拠点に国内路線を多数持つほか、同社やグループ会社などを通じて、シンガポールやマレーシアなどと結ぶ国際線も就航している。

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